雲亭日本古典図書室収録作品の一覧

尾花沢

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おくのほそ道 / 松尾芭蕉 / 第32節 / 全56節

尾花沢で清風という人を訪ねた。

本文 現代語訳

尾花澤にて淸風と云者をたづぬかれは富める者なれ共志いやしからず都にも數〳〵かよひてさすがにたびの情をも知りたれは日頃とゝめて長途のいたはりさま〴〵にもてなし侍る
尾花沢で清風という人を訪ねた。裕福な人だが心は卑しくない。都へもたびたび通い、旅の人の気持ちを知っているので、何日も引き留め、長旅の疲れを思いやって、さまざまにもてなしてくれた。
凉しさを我宿にしてねまる也
この涼しさを自分の家のようにして、ゆったり座っている。
這出よかひやか下の蟾の聲
這い出ておいで。蚕飼い小屋の下で鳴いている、ひきがえるよ。
まゆはきを俤にしてべにの花
紅花の花を見ると、眉を払う化粧の刷毛が思い浮かぶ。
蠶飼する人は古代の姿かな  曾良
蚕を飼う人たちの姿には、昔の世の面影がある。 曾良
原文 / 転記元の異文注を整理

尾花澤にて淸風と云者をたづぬかれは富める者なれ共志いやしからず都にも數〳〵かよひてさすがにたびの情をも知りたれは日頃とゝめて長途のいたはりさま〴〵にもてなし侍る

凉しさを我宿にしてねまる也

這出よかひやか下の蟾の聲

まゆはきを俤にしてべにの花

蠶飼する人は古代の姿かな  曾良

AI試訳 / 専門家未校閲