雲亭日本古典図書室収録作品の一覧

大石田

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おくのほそ道 / 松尾芭蕉 / 第34節 / 全56節

最上川に舟を出そうと、大石田という所で天候の回復を待った。

本文 現代語訳

もかみ川のらんと大石田と云所に日和を待こゝに古き俳諧のたねこぼれて忘ぬ花の昔をしたひ蘆角一聲の心をやはらげ此道にさぐり足して新古二道にふみまどふといへども道しるべする人〳〵なければとわりなき一卷をのこしぬ此度の風流こゝにいたれり
最上川に舟を出そうと、大石田という所で天候の回復を待った。ここには昔の俳諧の種が残り、人々は忘れられない花のように往時を慕っている。蘆角の一声を聞くように心を和らげ、俳諧の道を手探りで進み、新旧の作風の間で迷っているが、導く人がいないという。切なる願いに応じ、連句一巻を残した。今回の旅の風流も、ここに至って深まった。
原文 / 転記元の異文注を整理

もかみ川のらんと大石田と云所に日和を待こゝに古き(古きノ二字一本ニナシ)俳諧のたねこぼれて忘ぬ花の昔をしたひ蘆角一聲の心をやはらげ此道にさぐり足して新古二道にふみまどふといへども道しるべする人〳〵なければとわりなき一卷をのこしぬ此度の風流こゝにいたれり

AI試訳 / 専門家未校閲