雲亭日本古典図書室収録作品の一覧

尿前の関・封人の家

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おくのほそ道 / 松尾芭蕉 / 第30節 / 全56節

南部へ続く道を遠くに見やり、岩手の里に泊まった。

本文 現代語訳

南部道遙にみやりて岩手の里に泊る小黑崎みつの小島を過てなるこの湯より尿前の關にかゝりて出羽の國にこへんとす此道旅人まれなる所なれば關守にあやしめられて漸と(にカ)して關を越す大山をのぼつて日すでにくれければ封人の家をみかけて舍を求む
南部へ続く道を遠くに見やり、岩手の里に泊まった。小黒崎、水の小島を過ぎ、鳴子の湯から尿前の関にかかり、出羽の国へ越えようとする。この道は旅人が少ないので関守に怪しまれ、ようやく関を越えた。大山を登って日が暮れたため、国境を守る人の家を見つけ、一夜の宿を願った。
三日風雨あれてよしなき山中に逗留す
三日間、風雨が荒れ、することもないまま山中に滞在した。
のみしらみ馬の尿する枕もと
蚤も虱もいる。枕元では、馬が尿をしている。
原文 / 転記元の異文注を整理

南部道遙にみやりて岩手の里に泊る小黑崎みつの小島を過てなるこの湯より尿前の關にかゝりて出羽の國にこへんとす此道旅人まれなる所なれば關守にあやしめられて漸と(にカ)して關を越す大山をのぼつて日すでにくれければ封人の家をみかけて舍を求む

三日風雨あれてよしなき(一本なくトアリ)山中に逗留す

のみしらみ馬の尿する枕もと

AI試訳 / 専門家未校閲