雲亭日本古典図書室収録作品の一覧

海苔巻卵

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万宝料理秘密箱 卵百珍 / 器土堂主人 / 選録33 / 40品・CODH番号083

江戸の卵料理を、翻刻と現代語訳で読む。

本文 現代語訳

手順 1 たまごを なべにて 丸焼にして 焼めのつかぬやうにやきて 2 扨水前寺のりを しばらく水に漬て とりあげ よく水をふき 扨板の上に ひろげて 3 寒晒の粉に 葛の粉半分合セ 右海苔の上にうすく蒔て 4 たまごの白味を すこしぬり 5 右の焼たまごをのせずいぶん 巻〆て 6 扨上を布に巻 7 せいろうにいれ むし 8 冷して いかやうにもきるへし 使い方など 遣ひ方は 前に同し(※松茸煎込卵の項参照) 但しほそくきりて 指身にもよし
手順 1 卵を鍋で丸焼きにする。焼目が付かない様に焼く。 2 水前寺海苔をしばらく水に漬ける。 3 ②を取り上げ、よく水気をふき、 板の上に広げる。 4 白玉粉に葛粉を半分混ぜ合わせる。 5 ③の海苔の上に、④をうすく蒔き、卵の白身を少し塗る。 6 ⑤に①の焼卵をのせ、しっかりと巻き締める。 7 ⑥の上に布を巻く。 8 ⑦を蒸籠に入れて蒸す。 9 ⑧を冷やし、どの様に切っても良い。 使い方など 使い方は、笋煎込卵と同じ。(使い方は、いずれも松茸煎込卵と同じである。平皿のさしこみによい)。但し、細く切って刺身にするのもよい。
原文 / CODHの翻刻

手順 1 たまごを なべにて 丸焼にして 焼めのつかぬやうにやきて 2 扨水前寺のりを しばらく水に漬て とりあげ よく水をふき 扨板の上に ひろげて 3 寒晒の粉に 葛の粉半分合セ 右海苔の上にうすく蒔て 4 たまごの白味を すこしぬり 5 右の焼たまごをのせずいぶん 巻〆て 6 扨上を布に巻 7 せいろうにいれ むし 8 冷して いかやうにもきるへし 使い方など 遣ひ方は 前に同し(※松茸煎込卵の項参照) 但しほそくきりて 指身にもよし

CODHの翻刻・現代語訳 / 雲亭での原画像校合は未実施